【新型コロナウイルスには効く?】光触媒のメリットについて

新型コロナウイルスが拡散して以降、「除菌」「抗菌」を謳う商品は明らかに増えました。
消費者ニーズに応える企業は、2022年現在もさまざまな形で商品を開発していますが、なかには首に下げる空間除菌という合理的な根拠のないグッズを発売して、消費者庁から誇大表示として注意を受けたケースも。
昨今は「除菌」「抗菌」に対して、消費者側の判定はシビアになりましたが、やはりウイルスの危険と隣り合わせであることは変わらず、波が収まっても多くの方の関心を引いています。

そのなかで、注目を集めているのが「光触媒」です。
「除菌」「抗菌」について懐疑的な見方が増えているせいか、こちらもその効果が疑われて久しいですが、さまざまな学術機関でウイルスや菌、臭いや化学物質の分解などが立証されています。

現在、除菌・抗菌のために、室内の壁や窓などに光触媒をコーティングするサービスが広く展開されています。
今後光触媒を室内に導入する家庭は増えていくかもしれません。

今回はその光触媒のメリットについてご紹介したいと思います。

■光触媒とは

光触媒の正体は二酸化チタンです。
化学式ではTiO₂と表されるもので、身近なものでは化粧品のファンデーションなどでの色付けや凹凸のカバー効果に使われており、その安全性が認められています。
二酸化チタンは金属酸化物で半導体であることから、紫外線によって高いエネルギーを作り出して、原子から電子を放出します。それがさまざまな経過をたどって、強い酸化力をもつOHラジカルという化合物を作り出し、周囲の有機物から電子を奪ってバラバラに分解するという化学反応が起きるのです。

まとめると、この二酸化チタンを主成分とした光触媒は、光を受けると活性酸素を発生させ周囲の有機物を酸化し、水や二酸化炭素へと分解する力を持ちます。

光触媒コーティングは液体の光触媒を室内の壁や窓などに噴霧して、ウイルスや菌を防ぐものです。

■光触媒のメリット

光触媒にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

・抗菌、除菌が見込める
光触媒は有機物を酸化して、無害な水や二酸化炭素に分解する働きがあります。
この有機物は菌やウイルスも例外ではなく、紫外線と光触媒がそろえば増殖を防いで、除去することが可能です。

・臭いを抑える
臭い自体が消えるのではなく、臭いの原因物質を分解することで臭いが抑えられます。
カビ菌を分解するのでカビの臭いはもちろん、タバコの煙には臭いの成分として、アセトアルデヒド・硫化水素・アンモニアなどを含みますが、光触媒はこれらも分解します。

・汚れを抑える
光触媒には親水性という性質があります。
これは、紫外線を当てることで表面が水に馴染みやすくなるもので、水滴を垂らせば通常は丸い水玉ができるところを、光触媒の上なら薄く広がって膜のようになります。
そのため車のミラーや窓ガラスにコーティングすると、汚れの下に水が入り込んで浮かせることができ、汚れを落とすことが可能です。
トイレや浴室では尿石や水垢といった無機物の汚れがあり、このような汚れに分解作用を発揮することは調べた限り難しいようですが、親水性があるため水で洗い流せば汚れはつきにくいようです。

・人体には無害
二酸化チタンはさまざまな医薬品、食料品にも使われており、すでに安全性が証明されています。
一応金属ではありますが、チタンは金属アレルギーでも反応することが少なく、医療ではボルトとして使われているほどです。

■光触媒のデメリット

光触媒のデメリットとはなんでしょう。

・施工費用は高め
光触媒の施工費用はどの業者も1,000円/m²と設定していることが多く、コーティングする場所が多いとやはり施工費用がかかってしまいます。
安価なアルコール消毒と比べると、やはり初期費用の高さは大きなハードルでしょう。
しかし長い期間その効果が続くので、コストパフォーマンスは非常に大きいと言えます。

・掃除は必要
先の項目を読むと、掃除は不要のようにも思えたかもしれませんが、掃除は欠かせません。
水で洗い流せる場所であればまだしも、室内の壁などは掃除をしないとどんどん汚れが増えてしまうので、汚れの層ができるとせっかくの光触媒が効果を発揮できないでしょう。言ってみれば、掃除機のフィルターを掃除しないようなものです。
光触媒は摩擦が起きてもはがれにくいので、多少の掃除を行っても効果の低減にはつながりません。

■新型コロナウイルスへの効果は?

さて、新型コロナウイルスによって注目されるようになった光触媒ですが、このウイルスも分解することはできるのでしょうか。
こちらについては、非常にグレーな見方が多いです。

事実、消費者庁は「光触媒をスプレーすることで新型コロナウイルスは防げる」という文言は誇大広告だとして、指導・注意喚起をしています。2022年2月の報告において、「現時点で、新型コロナウイルス感染症に対する予防効果が確認された食品・素材の情報は、見当たりません」としているので、光触媒も例外ではないでしょう。

しかし、東京大学大学院農学生命科学研究科の光触媒を用いた実験では、空気中の新型コロナウイルスの感染性を検出限界以下まで消失させられることが実証されています。
内容によると、変異株に対する有効性も期待されており、今後のウイルス対策にも貢献できるのではないか、という見解もあります。決して無駄というわけではないようです。

光触媒で空気中に浮遊する”新型コロナウイルス”の感染性を検出限界以下まで消失させることに成功……>>

■まとめ

光触媒コーティングは住宅内のほかに病院や介護施設、保育所・幼稚園など多くの場所で採用されております。
高齢者や赤ちゃんといった抵抗力の弱い方を守るために一役買っておりますので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

SKS環境サービスはさいたま市を中心とした埼玉県・東京都などで、光触媒コーティングを承っております。
住宅のほかに飲食店やオフィス、車など、場所を問わず幅広く対応しており、ご希望の方には無料サンプルもお配りいたします。
お見積りは無料ですので、これを機にぜひご検討ください。

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